“I came to keep company.”
「お話しにきたの。」「お友達になりたくて。」「退屈じゃないですか?」
***このブログは、英語にしにくい日本語、日本語にしにくい英語、辞書で調べにくい表現、面白い言い方など、日常生活や洋書・洋楽などから個人が独断的に選んで紹介しているものです。
楽しんで読んでいただければ幸いです。***
友達を訪ねて、海外旅行に行ったときのこと。肝心の友達は別の友達のところに行ってしまい、慣れない場所で一人いると、仲間の女の子が近寄ってきて私に言った。
“I came here to keep company with you.”
「あなたと一緒にいようと思って。」
こんな状況の時って、日本なら
「退屈じゃないですか?」とか、「ちょっとお話しに来ました。」とかですよね
keep company with..
「(さみしい思いをさせないように)<人と>一緒にいる」
日本語を直訳して、
“Aren’t you bored?”や”I came here to talk to you”を使えないことはないですが、
言い方によっては、「退屈なのに何故居るの?」や、「どうしてもあなたと話したいことがある。」などにとられてしまいます。
この状況の時は”Keep company”を使う。丸ごと覚えましょう。どう転がっても失礼のない文ですよ。
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“company”を活用しよう!
例文1————————–
Des’reeの”Feel So High”(1991年)歌詞から。
“Show me your company, come and tell me who you’ll be.”
「あなたの存在を見せてよ。あなたが私のどんな存在になるのか言ってよ。」
めっちゃ意訳すると、「あなたを観察して私の立ち位置をきめるわ。」みたいな感じ。
例文2————————–
A:「え、また今夜パーティー?あんたって人好きよね。」
B:「あなたも独り好きはやめたら?」
A: “What? You’ll have a party tonight again? You really are fond of company.“
B: “Yeah, Unlike you. Why don’t you stop being in your own company.“
例文3————————–
A:「今度、彼氏連れてきてよ。」
B:「あかんねん。彼人前では全くしゃべれへんもん。」
A: “Why don’t you bring your boyfriend with you next time.”
B: “I don’t think it’s a good idea. He is flat-out silent in company.“
flat-outについてはこちら
例文4————————–
A:「下の子がねぇ。まだ就職決まらなくて心配なんよ。」
B:「子供持ったらみんなそんな悩みあるで。(心配いらないわよ。)」
A: “I’m worried about my little son. He has not got a job yet.”
B: “You are in good company.”
“be in good company”とは?
「今、成功している人々にも成功の前に色んな経験があったのです。あなたもその人たちの仲間入り(同じ経験をしているだけ)ですよ。」「心配や失敗は誰にでもあるから心配しないで。」という意味。
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実生活で使ってみよう。
今はSNSってものがありますが、昔は手紙で近況を伝えたり情報を交換したり、風情のあるものでした。そしてそこには、思い出の写真が添えられていたり。
“Accompanied are the pictures I took when you were with me.”
「同封の写真は貴方がいた時に私がとったものです。」
あっ。”accompany”ではなく”company”だった!
では、今度いつか、”accompany”についても書きます。
今日はこの辺で。