10 years had passed before I saw him again.
そして、10年が経って彼と再会した。
***このブログは、英語にしにくい日本語、日本語にしにくい英語、辞書で調べにくい表現、面白い言い方など、日常生活や洋書・洋楽などから個人が独断的に選んで紹介しているものです。
楽しんで読んでいただければ幸いです。***
この”before”の前に、かかった(過ぎた)時間を入れる文は英語っぽくてカッコいい。
「彼と再会する前に10年が過ぎました。」
次のステップ(出来事)が本当はメイン。ここでは“彼との再会”
「彼と再会するのに、10年が過ぎました。」の方が日本語では自然。
“10 years had passed, and I (finally) saw him again. ”
上の文のように”and”に置き換えると簡単に整理がつく。
例文1————————–
「彼のジョークを理解するのに10分はかかったね。」
“At least 10minutes had gone by before I understood his joke.”
例文2————————–
「渋滞の為に、一番近場のサービスエリアまで2時間かかったよ。」
“Because of a traffic jam, it had taken 2 hours before we arrived the nearest travel center.”
例文3————————–
私達が親友同士になるまで、さほど時間はかからなかった。
It had not taken much time before we became close friends.
参考
親友になったのは、過去。親友になるまでの期間は過去の過去なので過去完了形になります。
例文1・2も同じく、”過去”と、”過去の過去”の時間をはっきりさせるためにも”過去”には過去形、”過去の過去”には過去完了形を使う。
実生活で使ってみよう。
私がピアノを習いだした頃はもう30歳を超えていました。
そしてピアノ弾き語りをするまでには約10年の月日が流れました。
When I started playing the piano, I was in my thirties.
年齢については「私はまだ20代です。」英語で?をご覧ください。
Then, more than 10 years had passed before I could accompany myself with the piano.
比較:
Then, more than 10 years had passed and I could finally sing with my piano.
“and”で文をつなげると、”finally”を補足することによって、”before”を使った文と同じニュアンスになる。