“Behave as the case may be.”
「臨機応変にしなさい。」
***このブログは、英語にしにくい日本語、日本語にしにくい英語、辞書で調べにくい表現、面白い言い方など、日常生活や洋書・洋楽などから個人が独断的に選んで紹介しているものです。楽しんで読んでいただければ幸いです。***
こんにちは。
今日は
“the case” について。
“the”のつく“case”
“事実”、“真相”、“実情”、 というような意味があります。
いつものように例文で掴んでいこう!
なんで”the”を付けるの?
ものの事実や、真相、実情は一つしかないからです。
因みに今日のテーマは、“be”にストレス(強めに言う)をおいてくださいね。
例文①
「えらい荷物おおいなぁ。」
「これも、これも、場合によってはいるのよ。」
“What’s this all luggage? “
“These are all I need as the case may be.”
例文②
A:「じゃ、田中さんは友達に騙されて借金したわけ?」
B:「(実は)そうみたいよ。」
A: “So, are you saying Mr. Tanaka was betrayed by his friend and got into debt?”
B: “It seems to be the case.”
“It seems to be the case.”は丸覚えの価値があります。
例文③
A:「また、喧嘩して。いつものように明日は仲直りするに決まってる。」
B:「いいえ、今回はちょっと違う気がする。」
A: “You had a fight with him, again. Come on. You’ll make up until tomorrow morning.”
B: “It doesn’t seem to be the case, this time.
例文④
A:「客いっぱいやのに、どうして赤字なわけ?」
B:「これが現実ですわ。」
A:”This restaurant is so popular; you can’t be in the red.”
B:”Well, this is the case.“
昔の話
昔、”All Japan 専門学校 Speech Contest”というコンテストがあり、私もその当時通っていた大阪の肥後橋にありましたYMCAから出場しました。
お題は”My Identity”
”在日韓国人として”という内容のスピーチでした。
ほとんどが、担当してくれたJim先生が英文直してくれたっけ。
あかんやん!
お蔭で、優秀賞。2位でした。
その中で、”…but it doesn’t seem to be the case.“と言う文があったのです。「…しかし、(そのような事情)ではないようです。」
”実際は韓国人でもないし、日本人でもない。
そんなに簡単な実情ではない。”
そこの心情を表すところで、Jim先生がこの文を使ったらどう?と教えてくれた文でした。
何か思い出があると、言葉って特別なものになるなぁ。